紅茶の世界にも世界三大◯◯があります。それはインドのダージリン、スリランカのウバ、中国のキーマンです。世界三大紅茶とは何かについてご紹介していきたいと思います。
世界三大紅茶 その1 ダージリン
インド ダージリン地方
インドの北西に位置するダージリン地方。インドは暑いというイメージがありそうですが、実はヒマラヤ山脈の低地部にあるため避暑地として有名です。かつてイギリス領だった頃は、イギリス人の避暑地として栄えた土地でもあります。
ダージリンティーの味
紅茶の中でも特に香り高い事で有名です。その香りは一般的に「マスカットフレーバー」なんて呼ばれています。が、しかし私は常々疑問に思ってるのですが、誰がこんなマスカットの匂いがする!なんて初めに言ったのでしょうか。確かに物凄く香りが良いです。でも個人的な感想としては「えー マスカットではないんじゃないの?」というのが本音です。これはそういう説明が一般的なんだというような感じでしょうか。それとも高価なダージリンは本当にマスカットの匂いがするのでしょうか。要研究です。
私はなにもダージリンティーの悪口を言いたい訳ではありません。この紅茶は四季によって香りや味、渋み等が結構変わる面白い紅茶で、素晴らしい紅茶の種類であることに変わりはありません。セカンドフラッシュと呼ばれる夏頃摘み取られた茶葉が「マスカットフレーバー」がより感じられると言われています。
世界三大紅茶 その2 ウバ
スリランカ ウバ州
現地語ではウーワと発音される事もあるウバ州。1200m以上もの高地で栽培されている紅茶は高級紅茶として人気です。
ウバの味
皆さんも聞いたことがあるかもしれませんが、「セイロンティー」の仲間です。スリランカで取れた紅茶を一般に「セイロンティー」と呼びます。何故かと言うと、スリランカのことを昔はセイロンと呼んでいたことに由来しています。その中でも世界三大紅茶の一つであるウバはバラのような香りを持つとされ「ウバフレーバー」と呼ばれています。これも例によって摘んだ季節によって若干スモーキーになったりするので注意が必要です。
ウバは深みのある味と特徴的な香りでミルクととても良く合うことから、ミルクティーに最適です。めちゃくちゃおいしいんですが、特徴的な味と香り、渋みの強さから好みが別れる紅茶です。
世界三大紅茶 その3 祁門(キーマン)
中国 安徽省祁門県
日本国内では「キーマン」ですとか、「キームン」と呼ばれています。中国の紅茶と言えばキーマンです。場所は上海から近く、世界三大紅茶の産地としては一番日本に近い場所です。
キーマンの味
エリザベス女王陛下の誕生日に出される紅茶として有名です。強烈なスモーキーフレーバーがする紅茶で、物凄く好き嫌いが別れると思います。ヨーロッパでは「ワオ!エキゾチックゥ」なんて言って飲まれていますが、どうなんでしょうか。煙臭いと言えばそれまでなんですが、上等なキーマンをまだ楽しんだことがないのでキーマンのおすすめがあれば知りたいところです。
それぞれのフレーバー
世界三大紅茶と言われるようになった理由・由来は実は良く分かりません。3つの紅茶に言えることは「独特の香り」を楽しめることだと思います。マスカットフレーバー、ウバフレーバー、スモーキーフレーバーとそれぞれ特徴的な香りを楽しむことができます。もしお店で見かけた際には「あ!世界三大紅茶の一つだ」と思いながら手にとって見ると楽しいかもしれません。