おいしい紅茶を入れる為に!紅茶に合う水とは?

紅茶

おいしい紅茶を入れるには茶葉、ティーポットなどの道具が必要です。そして重要なのが「使う水」です。

今回は茶葉や道具ではなく、「お水」のお話です。紅茶と合う水を使うことはとっても大事です。

ではどんな水が紅茶に合うのでしょうか?ご紹介していきたいと思います。

水道水が紅茶にはベストチョイス

なんだか拍子抜けしてしまいますか?実は自宅でおいしい紅茶を入れようと思ったら、水道水が一番紅茶に合うんです。

何故でしょうか。ペットボトルのミネラルウォーターの方が清潔感もあって良さそうです。第一紅茶の本場、英国は日本の水道水とは正反対の「硬水」です。本場が硬水なんだから、紅茶には硬水が合うんじゃないの?と思うかもしれません。

では、なぜ「軟水」の水である日本の水道の水が何で紅茶に合うと言えるのでしょうか。

水道水は空気を多く含んでいる

日本の水道水はクセ(臭み)が少なく、空気を多く含んでいます。クセの少ない水は紅茶の香りをうまく引き立てますす。空気が多く含まれていることで、ティーポットの中でうまく対流(ジャンピングすると言います)しておいしい紅茶になります。

そのため、汲み立ての水道水が一番空気を含んでいてクセがなく紅茶とマッチするんですね。

ペットボトルには空気が少ない

注意して欲しいのが、ペットボトルの水は空気があまり含まれていないという事です。水に含まれている空気量は紅茶にとってとても大切な事です。

空気量の少ないペットボトルの水は紅茶にはあまり合わないんですね。どうしても水道水を使いたくない場合ですとか、硬水での紅茶を楽しみたい方はペットボトルの水を少しコップに出してから、フタを締めておもいきり振って下さい。

十分とは言えませんが、空気が水に含まれるかと思います。

水道水のカルキを抜く方法

水道水にはカルキ臭いという弱点があります。地域によってカルキの臭みは違いますので一概には言えませんが、カルキ臭い場合は水が沸騰してからフタを外して更に5分程度沸騰させましょう。多少はカルキ臭さもマシになるでしょう。

紅茶には軟水のほうが合う!

先程も書きましたが、紅茶の本場はヨーロッパです。特に英国では紅茶は非常にポピュラーなお茶で、国民にこよなく愛されている事で有名です。

英国の水は軟水なのでしょうか?いいえ、硬水なのです。じゃあ硬水のほうが合うんじゃないか?と思うかもしれませんが違います。

どちらかと言うと硬水は紅茶には合いません。水に含まれるカルシウムが邪魔をして紅茶に含まれるタンニンが溶け出しにくくなります。そのため、味や香りが弱くなったり、色が黒っぽくなったりします。

軟水を使用すると、紅茶のおいしさが良く抽出されます。しかし軟水にも弱点があります。それは紅茶の渋みが出やすかったり、色が薄くなったりする事です。

渋みが出る方が苦手な場合は硬水を買ってきて紅茶を作るとまた違った紅茶を楽しめるでしょう。上手に軟水、硬水を使い分けて紅茶を楽しむのも楽しみ方の一つだと思います。

まとめ

おいしい紅茶を入れる秘訣は「汲み立ての水道水」を使うことです。これから最高の紅茶をいれるぞ!と思ってきて下さった方には拍子抜けする事かもしれませんが、経済的ですし、ペットボトルの水を買うよりもおいしい紅茶を楽しめます。

「紅茶には水道水」。ぜひ覚えてみて下さい。

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