まずい水道水をおいしくできれば、年間何万円も節約できます。私の家は2人家庭で1日2Lのペットボトル1本から2本消費します。夏の暑い時期では倍になります。では、平均して1日2Lペットボトル2本購入するとして年間いくらかかるでしょうか。計算しやすいように1本150円として考えます。2本×150円×365日で何と109500円(10万9千5百円)になります。驚きですよね。その他にも外でジュースを買ったりを考えると一体年間いくらつかってんだと思ってしまいませんか?
今回は、水道水をおいしくすることにより、ペットボトル購入費を抑えて年間何万円も浮いちゃうかも!?という内容になっています。ちりも積もれば山となる!1年間水道水で過ごせば10万円近くの何かが買えちゃいますよ!
水道水がまずい原因ってなんだろう?
水道水がまずい原因はなんでしょうか。それは「臭い」につきると思います。カルキの臭いだったり、カビや藻の臭いだったりと地域によって違うでしょうが、水道水がまずい原因って大体が臭いです。
では、逆においしい水ってのは何が水を「おいしく」してるんでしょうか。簡単に見ていきたいと思います。
おいしい水ってなんだろう?
じゃあおいしい水って何?を紹介していきたいと思います。これを知ることで、まずい水道水をどうすればおいしくできるかが解るというものです。
おいしい水の条件
- ミネラルを適度に含んでいること
- 適度な硬度があること
- カビや藻の匂いがないこと
- カルキ臭くないこと
- 冷たい水であること
これは厚生労働省が立ち上げた「おいしい水研究会」の資料を基にしています。おいしい水の条件をクリアしていくと、水道水でも十分に飲むに耐えるおいしい水になるんですね。
まとめると、おいしい水とはミネラルを含んだ、臭いの無い、カルキ臭くない冷たい水といえます。そのまんまやないかい!とも言えます。
では個別に詳しく見ていきたいと思います。
水道水にミネラルを含ませる
ミネラルが水に含まれていると、こくのあるまろやかな水になるそうです。水道水にはもともとミネラル分が含まれていますが水に竹炭を入れることで十分なミネラルが溶け出します。
水道水をピッチャーなどに入れ、竹炭を入れておくことでカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が水に溶け出し、非常にまろやか~な水になります。
日本の水は軟水が多い
水の硬度とは、水の中にカルシウムやマグネシウムがどれだけ溶けているか?を表す言葉です。硬度が低い水はクセがなく飲みやすく軟水と呼びます。反対に硬度が高い水は重い感じがし、硬水と呼ばれています。日本で売られている国内の天然水はほとんどが軟水。エヴィアンなどに代表される海外の水に多いのが硬水です。
日本の水を軟水から硬水に変えよう!という試みは主にアクアリウム愛好家の間で行われていますが、飲み水でやるとなると、費用の面からも海外の硬水を買った方が現実的だと思います。
カビや藻の匂いを除去する
日本の水道水は安全。確かに現在でもそうでしょう。しかし現実には藻の発生やカビによる汚染が年々深刻になってきています。そのせいで綺麗な水にするために塩素を大量に使わざるをえなくなってきていて、カルキ臭さにも拍車がかかっている悪循環に陥っています。
カビ臭や藻臭に対しても竹炭が有効です。そしてもっと有効なのが活性炭です。これはヤシガラなどを炭にしたものを更に特別な処理を加えて活性炭にしたものです。ただ、一般に出回っている(Amazonなどで買える)活性炭は飲料水の浄化には向いていない物が多く、水道水に使っても良い悪いの見分け方も困難です。
竹炭の方が安全性も高く安く買えるため、おすすめ度が高いです。
水道水のカルキを抜く方法
水道水がマズイと感じる一番の理由は「カルキ臭い」ことです。苦いような臭いような味です。これがあるから飲まないという方も多いんじゃないでしょうか。
実はカルキは空気と反応して勝手に抜けていきます。なので、水を汲み置いて冷蔵庫などで冷やして一晩くらい経つと勝手に抜けていきます。
やかんで5分くらい煮沸すると、カルキが抜けます。沸騰したら蒸気と一緒にカルキがぽわ~っと抜けていくんです。一晩も待てるかい!という方にはおすすめの時短カルキ抜きですね。
レモン果汁などを入れてもカルキ抜きができます。ビタミンCが塩素と結合し塩素が除去されるからです。食卓レモンやレモン果汁を絞って入れるだけで、かなりカルキ臭が軽減されるでしょう。レモンの香りと相まって一層臭いが気にならなくなります。
ミキサーやジューサーに水道水を入れてかき混ぜてもカルキは抜けます。混ぜることによって空気に触れるため、カルキがどんどん抜けちゃうんです。
そして最後は竹炭を水に入・・・おい!また竹炭かよ!おまえは竹炭業者の回しものか!?※違います。
さて、この辺りまで読んでお気づきかもしれませんが、実は竹炭を水道水に入れておくことでほとんど全ての「水道水がまずい原因」を取り去ることができるんです。
ここら辺で一度まとめてみたいと思います。
水道水をおいしくする方法まとめ
おいしい水の条件はこんな感じでした。
- ミネラルを適度に含んでいること
- 適度な硬度があること
- カビや藻の匂いがないこと
- カルキ臭くないこと
- 冷たい水であること
竹炭を水道水に入れ冷蔵庫で冷やすだけで、1番、3番、4番、5番がクリアされ立派なおいしい水になるんです。1点気をつけて欲しいのが、竹炭を買ってきてすぐに水に入れると黒い粉が浮いてしまうことです。一度竹炭を洗い、煮沸してください。そうすることでどうしても天然製品にありがちな汚れや細かい炭の粒子が洗い流され、綺麗に使えるんですね。
竹炭のことばかり強調しましたが、やっぱり飲み水を作るごとに水道水を煮沸したり、ミキサーでかき混ぜたりというのは時間もかかるし、めんどくさくて続かないと思うんです。竹炭は一度用意してしまえば1本で2週間近く持つし、経済的です。なので私は竹炭でおいしい水を作る方法を強く強くおすすめしたいと思います。
水道水をお茶にしよう
最近は「水出し○○」が色々なメーカーから出ています。水出し緑茶、ほうじ茶、ジャスミンティー、紅茶とバリエーション豊かです。水道水をきれいにしたからと言って、水ばかり飲んでいるのも飽きてしまいますよね。そこで、水出し○○を使って色々なお茶を作ってみてください。ペットボトルで買う緑茶とほとんど違いが分からないレベルのお茶ができますよ。
飲み物を全部水道水にするのは難しいかもしれませんが、10万円かかっていたものを半分にするだけで、きっとおいしい食事に行けたり、欲しいバッグが買えたり、行きたかった場所へ行けると思うんです。ちりも積もれば山となる。けち臭いなんて言わずに続けてみてください。きっとそのうち、今日は何茶にしようかな?って楽しくなってきますから。