本屋さんで本を選ぶ時、あなたはどんな基準で選んでいますか?本も結構高い物で、あれもこれもと買うのはちょっと厳しいですよね。今回は、失敗しない本の選び方をご紹介したいと思います。あ、小説とかのストーリーがある物は対象としていません。小説やラノベなんかは全く自分の趣味、好みで買うのが一番だと思っています。
惹きつけられる題名かどうか
題名はとても大事です。著者や編集者が全身全霊をかけて、あなたの目に留まろうと考え抜いた究極の一文。それが題名(タイトル)だからです。
タイトルは本に何が書いてあるのかを極限まで要約した一言なんです。ここに惹かれるかどうかはとても重要です。その本のテーマに興味があったり、今知識として入れておきたいなと思っているから気に止まるんです。
だから、惹きつけられるタイトルというのは、正に本との運命の出会いに他ならないんですね。
目次を読めば内容が分かる
一冊の本が目に留まり、あなたは本を手に取りました。最初に読むべきは目次です。本の題名に「嘘」がないかチェックするのです。たまにとんでもなくタイトルとはかけ離れた、見当違いの内容が書いてある本があります。
全身全霊をかけて一言にまとめたタイトルと内容がリンクしていなければ、もう話になりません。本棚にお返ししたほうがいいでしょう。
目次を読んで、なるほど自分のためになる内容が書かれてるな。とか、すごく興味がある内容だ!となればもう後は少々の確認作業を残すのみです。
はじめにを読んで著者が好きかどうか自分に尋ねる
大体の本(小説なんかを除く)には「はじめに」が書いてあります。著者が本を書くきっかけだったり、内容をまとめた物だったり様々ですが、著者の性格や人柄を結構反映しているんですね。(少なくとも、あなたにどういう人物に見て貰いたいかが分かるんです)
作者と「フィーリング」が合うかどうかをチェックするんです。例えば私はその人がどういう人物で、どういう経緯でその本を書くに至ったのかを見ています。なんだかとんでもない経歴の人だとワクワクします。(学歴じゃないですよ)
例えば、サバイバルの本を手に取ったとして、学者が書いていたらどう思いますか?なんだよ机上の空論かよとなってしまいます。元冒険家が書いたサバイバル術とは比べ物になりませんよね。
逆に、学者さんが書いた「食べられる野草、食べてはいけないキノコ」の本はどうでしょうか。こちらは逆のイメージですよね。識者が調べに調べた薬草の解説なんかは読んでみたいものです。
最後のページは情報の宝庫
作者の出自や考え方、本が出された経緯に納得できたら後は最後の判断です。最後のページに書いてある、出版年月日が書いてある所を開きましょう。
ここには大体、「タイトル」、「発行年月日」、「版数、刷数」、「著者名」なんかが書いてあります。ここで大事なのが発行年月日と版数、刷数です。
発行年月日を見よう
例えば最新の科学を求めて本を買う場合、発行年月日が10年前の物では意味がありません。10年の間に科学が進歩している可能性があるからです。
刷数は売れ行きを示す
次に大事なのが刷数です。刷数が多ければ多いほど「大量に売れている」事を示します。何度も追加注文があって、在庫がつき新たに刷った事で刷数があがるんです。
この売れている事実はとても重要です。例えるならアマゾンで大量の星5レビューがつきまくってる事と同じ意味を持ちます。いわば、その分野ではスタンダードになりつつある本と言えるからです。
版数は新しい知識が追加されている
版数が5版とか10版とかになっている本は買いです。改定がある度に版数が上がります。改定があると言う事は二つの意味を持ちます。
第一に、売れているという事。
第二に、追加情報があるという事。
まず改定がかかる本というのは「人気だから内容を新しくしてもう一度売りましょう」という事です。人気じゃない本をわざわざ改定する意味もありませんよね。
そして内容が新しいのは良書が更にパワーアップして帰ってきたという意味です。これを買わずして何を買うんだという事です。
禁断のアマゾンレビュー検索
私は基本的に上記のタイトル、目次、はじめに、発行年月日、版数・刷数を見て本を買っています。しかし、値段が高かったり、自分には新しい分野で判断が付かない場合があります。
更に、版数・刷数はある程度本が出てから時間が経過しないと増えていきません。最新の本には当てはめられない基準なんですね。
そういう時はアマゾンレビューを見てしまいます。本来、自分で気に入った本ならば有無を言わさずに買うべきだと思っていますが、お財布が許してくれません。他の人がどう思ったのかを素直に参考にさせて頂きましょう。
本の選び方まとめ
- タイトルに惹かれる物を感じる
- 目次を読む
- はじめにを読む
- 最後のページを見る
- アマゾンレビューを参考にする
- 満足して本を買う
このステップを踏めば大体失敗しなくなるんじゃないかと思います。少なくとも自分の求めている情報が載っていない!なんて事にはならないでしょう。
通販では味わえない醍醐味が本屋さんにはあります。「自分ってこんな分野にも興味あったんだ」なんて、普段は気づかない自分に気づけるかもしれません。