初めての介護に困ったら読もう!厳選 相談先機関 3選

介護の苦悩

 現実に介護が必要になった時、どうしていいか分からない方は少なくありません。今回は、いざ、介護が必要になった時に必ず力になってくれる相談先をご紹介したいと思います。介護をする事になって「はじめての介護で、何から手を付けていいか分からない!」となる人は多いです。そんな初めての介護を迎えようとする人も、まだ介護なんて考えてないよと思っている人にも覚えておいて損しない情報をポイントを絞ってご紹介したいと思います。

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初めての介護 心配ですよね

 身内に介護が必要になった時、とにかくパニックになりがちです。介護と言うと暗い話題しかありません。これから先を考えると「ゾッ」としてご飯が喉を通らなくなったりする人を何人も見てきました。

 現実として、介護は終わりの見えない苦労があります。不謹慎ですが、心の中では「早く・・・」と思ってしまう方もやっぱりいるんです。それほどに辛く、長い苦労をしょいこんでしまう方が多いんですね。

 でもね、少し安心して下さい。今の世の中、捨てたもんじゃありません。一人で介護を背負い込む時代は終わりました。パニックにならず、冷静でいられれば、いくらでも味方がいることに気づけます。

 最初、この記事を書こうと思った時は色々と知識を詰め込もうと思いました。が、やめました。それは、やっぱり難しい事を長々と書かれてもいきなりは理解できないと思ったからです。

 だから、今回は介護保険って簡単に言うとこんな事だよ。介護保険を上手に使うために相談機関がちゃんとあるよ。専門家に頼っていいんだよ。もっと明るく生きられるんだよ。という事をお話していこうと思います。

 遅ればせながら、私は介護支援専門員(ケアマネージャー)の資格を持った現役ケアマネージャーです。そこらの人には負けない知識を持っています。安心して付いてきて下さい。

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介護保険制度を知ることから始めよう

介護保険を一言で言うとすれば

 介護保険制度を一言で言うのは難しいのですが、あえて言うとすれば「介護にかかるお金と苦労をめちゃくちゃ減らせる制度」です。

 例えば1回5000円かかるヘルパーさんを呼ぶとします。介護保険を使うと・・・500円で利用できます。月10回来てもらうと、5万円かかる所を5千円に抑える事ができるんです。(1回5000円は例えです)

 すごくないですか?介護は心や体の面で苦労する問題がたくさんあります。と同時に「お金の問題」でもあるんです。これは紛れも無いリアルな感情なんですね。いくらかかるんだろうって。

 残念ながら、国の財政難で介護保険を使ってもかかる費用がアップする事は、ほぼ確定しています。

 一部すでにアップしている物もあります。でも、全部自分で介護するより遥かにプロフェッショナルな介護を安く利用できる事は確かです。

 介護保険の手続きは面倒な部分が少なからずありますが、是非 介護保険の利用を考えてみて下さい。

介護保険はとにかく手続きだらけ!誰かに頼りたい・・・

 さて、介護保険は費用の面だけでなく、自分の労力的にも、とっても助かる制度です。本人ができない部分、家族でも難しい介護をプロフェッショナルが行ってくれるのはかなり助かります。

 しかし、介護保険ってのは国が決めた制度なのでとにかく手続きがめんどくさいんですね。自分で手続きをしようと思ってもチンプンカンプン間違いなしです。

 そんな時は専門家に頼りましょう。私が超おすすめしている機関をご紹介します。

地域包括支援センターと社会福祉協議会を使い倒そう!

 介護をする事になり「そういえば介護保険ってのがあったじゃないか。使いたいな」と思っても、はっきり言って家族だけではどうしていいか分かりません。どう手続きすればいいかすら全く分かりませんよね。

そんな時に私がおすすめしている2つの団体があります。

地域包括支援センター

 1つは地域包括支援センター。これは大体どこの地域にも一つはあるはずです。市町村の名前+地域包括支援センターで検索してみて下さい。どこかしらヒットするはずです。

 地域包括支援センターでは、お年寄り本人や家族の介護問題について相談する事ができます。介護までは行かないけど「ちょっと最近体が弱ってきている」とか「ゆくゆくは介護をしないと・・・」と思っている人でも気軽に相談できます。

 相談すると、プロの目線からどういう事が必要か判断してくれて「あなたには今こういう事が必要ですね」と手続きのやり方とか、手続き代行とか、専門機関への橋渡しをしてくれます。

社会福祉協議会

 2つ目の社会福祉協議会も大体どの街にもあると思います。電話して「介護について相談したいんですが・・・」と言えば適切なアドバイスがもらえるでしょう。(もしくはどこへ行けばいいか案内してくれるでしょう)

 大体この二つの機関を覚えておけば、もし介護が必要になった時に困ってしまう事は無いと思います。自分で介護保険の本とかを買いあさって勉強するのは大変です。プロの機関に任せてしまいましょう。

 ちなみに、相談料は取られないと思います。地域によって違いがあるので確実な事は分かりません。相談する前に聞いておいたほうがいいかもしれませんね。

 上の二つ以外には市町村役場の「介護保険課」でも相談に乗ってくれます。どうも地域包括支援センターも、社会福祉協議会も当てにならなかったわ!なんていう人は役所で聞いてみて下さい。

専門家に頼ろう

 今不安に思っている事、金銭的な限界がある事、どういう介護方法があるのか。聞きたい事は全部聞きましょう。

 色々な施設、自宅で介護を行う場合のアドバイス。どういうサービスが介護保険で使えるのか。全部聞いちゃいましょう。専門家を頼って下さい。悩みは全てぶちまけてしまって下さい。

手遅れになる前に

 これは介護を受ける方が手遅れになるという意味ではありません。あなた!介護をするあなたが手遅れになってしまう前にという話です。

 介護の苦痛を理解されないまま、誰とも共有できないまま何年も介護をすると、介護する人が壊れてしまう事があります。虐待してしまったり、自分で自分の一生を終わらせてしまう・・・というような事です。

 そうなる前に相談しましょう。上の機関が全く当てにならなかった!!なんか感じが悪かった!!という方にもう一つだけ相談できる最強の施設をご紹介して終わろうと思います。

ケアマネージャーに頼ろう

 正確には「介護支援専門員」という資格を持った人です。通称「ケアマネ」さん。あなたの悩みを相談するのに最適な人です。何故ならば、介護保険の悩みを聞くために生まれた職業だからです。

 ちなみに地域包括支援センターにも、社会福祉協議会にもケアマネさんが配置されているはずです。

 街の中に必ず「居宅介護支援」とか「ケアプランセンター」とか名前を掲げて営業している所があるはずです。そこへ行って(電話をして)話しを聞いてもらって下さい。必ずやあなたに力になってくれるでしょう。

 分からない場合は役所へ行って聞いてみて下さい。ケアマネさんを紹介してくれるかもしれません。

まとめ

 今回は介護の事について書きました。介護が必要になったけど、何をしていいか分からない!と言う方はGoogleで「地域包括支援センター ○○市」とか「社会福祉協議会 ○○町」とかのキーワードで調べてみて下さい。きっとみつかると思います。

 そしてそこに電話をかけ、介護の事で相談したいのですが・・・と切り出してみましょう。きっとあなたの力になってくれるはずです。

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