少年漫画もむちゃくちゃ面白い漫画がたくさんあります。でもね、我々大人は、大人の漫画を読まねばならんのですよ!!知的好奇心をくすぐられたい年頃なんです!と言う訳で(何が と言うわけかは置いといて)今回は大人でも楽しめる名作漫画を紹介したいと思います。お子様にはちぃとばっかり良さが分からない作品を選んでみました。
- AKIRA 著:大友 克洋(講談社 KCデラックス)
- ブラック・ジャック 著:手塚治虫(講談社)
- きりひと讃歌 著:手塚 治虫(小学館)
- バジリスク 〜甲賀忍法帖〜 著:山田風太郎、せがわまさき(講談社)
- MASTERキートン 著:浦沢 直樹、勝鹿 北星、長崎 尚志(小学館)
- 風の谷のナウシカ 著:宮崎 駿(徳間書店 アニメージュ・コミックス)
- ヴィンランド・サガ 著:幸村 誠(講談社)
- 岳 著:石塚 真一(小学館)
- のだめカンタービレ 著:二ノ宮 知子(講談社)
- JIN―仁 著:村上 もとか(集英社)
- 寄生獣 著:岩明 均(講談社)
- ベルセルク 著:三浦 建太郎(白泉社)
- オトナもうなる超傑作マンガ 大人の漫画 おすすめ12選
AKIRA 著:大友 克洋(講談社 KCデラックス)
1982年、関東地方で「新型爆弾」が爆発し、東京は崩壊してしまう。これをきっかけに世界大戦へと突入し、世界は荒廃して行く・・・
間違いなく世界でトップクラスの漫画。数十年前の漫画なのに新しい。アニメ映画版も有名だけど、コミック版も読まないと人生の8割損しているようなもんです。その圧倒的なスケールと、緻密に書き込まれた描写、一度読むと他の漫画がなんかチープに感じてくるなんて事もあるようです。
アキラを読んで漫画の世界に入った外国人は数知れず。スティーブン・スピルバーグ監督、ジェームズ・キャメロン監督、ギレルモ監督など、ハリウッドのビッグネーム達にも影響を与えたとされています。
ブラック・ジャック 著:手塚治虫(講談社)
一回の手術に「べらぼうな値段」を設定して、金を払った人には手術をすると言うもぐり医者(資格を持たない医者)のブラックジャック。神がかり的な手術のうまさで、どんな手術でも成功させてしまう。手塚治虫が描く永遠に残るべき医療漫画の名作。
まず、漫画として圧倒的に面白い。ほとんどが一話完結です。何百回読んでも飽きが来ないブラックジャック。たった1度の手術に何千万円をふっかけ、払えないなら帰れと言うBJ先生。なぜ彼はそんな法外な金額を請求するのか。彼は何故もぐりの医者なのか。様々な謎が少しずつ解き明かされていきます。全てを知った時、性別を問わずブラックジャック先生に恋をしてしまうでしょう。
きりひと讃歌 著:手塚 治虫(小学館)
ブラックジャックでは描けなかった医学会の権力闘争の闇を描いた作品。手塚治虫版「白い巨塔」です。
歪な医学会を描くとともに、ストーリー展開もむちゃくちゃ面白い。手塚治虫の最高傑作の一つ。正に「ザ・大人の漫画」です。超おすすめ。
バジリスク 〜甲賀忍法帖〜 著:山田風太郎、せがわまさき(講談社)
四百年もの間、甲賀忍者と伊賀忍者は「不戦の約定」によって、戦いを禁じられてきた。しかし、将軍徳川家康により不戦の約定が破られる。お互いを憎みつつも約定によって縛られていた忍者達が解き放たれる。凄惨な戦いの末に次々と倒れる仲間達。何故、不戦の約定は破られたのか。最後に立っているのは甲賀か伊賀か。
甲賀と伊賀、忍者達をテーマにした悲しい運命のお話です。全5巻なのに濃厚にして濃密。その割にサクッ!と読めます。この漫画、アニメにもなっているのですが、オープニング曲「甲賀忍法帖」は聞くだけで涙が出てきます。主人公達は、悲しい定めを打ち破る事ができるのか?とてもおすすめできる漫画です。
MASTERキートン 著:浦沢 直樹、勝鹿 北星、長崎 尚志(小学館)
大人の漫画として何がおすすめ?と聞かれたら間違いなくマスターキートンを一番に上げます。ほとんどがショートストーリーで数話で完結する物語が多く、読後はさわやかな感動を味わえます。ストーリー構成が抜群に良くて、正に「大人も唸る上質な漫画」と言えるでしょう。
最近、マスターキートン REMASTERと題して1巻8話収録のコミックスが発売されました。マスターキートンの続編として発売されたのですが、しっかりとキートンしてました。こちらもおすすめです。
風の谷のナウシカ 著:宮崎 駿(徳間書店 アニメージュ・コミックス)
文明を崩壊させた「火の七日間」と言われる最終戦争から1000年。世界はマスクをしなくては生きていけないほどに汚染された腐海に飲み込まれようとしていた。
あまりにも有名な映画版「風の谷のナウシカ」の原作。世界大戦から1000年後の世界。映画版は7巻あるうちの2巻を簡略化して映像化した作品です。あなたの知っている映画版ナウシカと原作のナウシカは全く違う物かもしれません。
ヴィンランド・サガ 著:幸村 誠(講談社)
北欧で暴れまわっていたヴァイキングのお話。
これね、伝説的な漫画になります。もうなってるか!?「そんなもん知っとるわ!」という声が聞こえてきますが、この作品は絶対に紹介したかったんです。まだ読んでいない方は読んでみて下さい。1巻見たらもう止まりませんよ。
岳 著:石塚 真一(小学館)
山岳救助ボランティアとして活動していた島崎三歩。彼の所に椎名久美が長野県警山岳遭難救助隊の新人としてやって来る所から物語は始まる。遭難した人たちを救う中で新人の椎名は人間として成長して行く。山を知り尽くし、山を愛し、山に来る人々を愛した島崎三歩の物語。
ほとんど全てが「山岳救助」のお話です。冬山の厳しさをイヤっていう程教えてくれます。その反面、なんか山っていいなぁ。登ってみたいなぁ。あんなに気持ちよさそうなんだもん。一生の趣味として山登り覚えたいなぁ。と思わせてくれる漫画です。
のだめカンタービレ 著:二ノ宮 知子(講談社)
「指揮者」をテーマにした珍しい漫画。指揮者になりたい音大生の千秋真一が、物凄い才能を秘めたピアニスト野田 恵(のだめ)と出会う所からお話が始まる。
これね、むちゃくちゃ面白いです。全25巻なんですが、一気にスパーン!と読めてしまうぐらいのテンポのよさ。音楽なんてちっとも分からない僕でも、ちょっとクラシックに詳しくなれました。千秋とのだめがコミカルなんだけど、シリアスシーンでは号泣。
アニメ化も映画化もされてるので知っている方も多いかもしれません。大人が読んでも十分に面白い漫画です。というより、大人が読んだほうが面白さがより分かるんじゃないかと思って選びました。
JIN―仁 著:村上 もとか(集英社)
ドラマ「仁」でおなじみの漫画です。脳外科医 南方仁は、手術を終えた夜に階段からバランスを崩し、そのまま気絶してしまう。意識を取り戻すと侍達が切り合いをしている所に遭遇。なんと仁は文久2年(1862年)、幕末の江戸にタイムスリップをしていたのだった。
現代の医学知識を持った医者が江戸時代にタイムスリップするお話です。もうその設定だけでワクワクするんですが、何が面白いって医療器具もロクに揃っていない場所でズバッと手術をして成功させてしまう所です。江戸に蔓延る病に立ち向かい、制約や敵が多い中解決してしまう仁先生にしびれます。
ドラマ版にどっぷりはまってしまった知人に全巻貸したのですが、彼女が言うには「ドラマ版よりも100倍面白い」だそうです。ドラマってそんなに原作と違ったっけか…
寄生獣 著:岩明 均(講談社)
映画も大ヒットしましたし、もう読んだよっていう方多いと思います。でも紹介させて下さい!!とっても好きな漫画なんです。中身はちょっとショッキングな描写もありますが、とても考えさせられる漫画です。
とてもコンパクトな作品で、単行本は10巻しかありません。サクッと読めます。超おすすめ漫画です。
ベルセルク 著:三浦 建太郎(白泉社)
僕が世界で一番面白いと思う漫画です。誰がなんと言おうと、世界で一番面白い作品。あ、同じ事言ってます?ストーリーが複雑すぎて何も書けないんですが、間違いなく世界で一番面白い漫画です。三回言って見ました。絶対に読んで欲しいマンガです。
オトナもうなる超傑作マンガ 大人の漫画 おすすめ12選
大人と言うと年齢的に大人の人を想像すると思うのですが、僕が言っているのは「漫画年齢」です。僕が勝手に作った造語です。実年齢が高いとか低いとかじゃありませんよ。大人の(精神年齢を持った人に読んで欲しい)漫画という意味です。
一通り人気の漫画を読んだ、すんごい面白いけど、バトル系だとか、恋愛漫画とかはちょっと飽きてきた。なんて人に読んで欲しい漫画を選んで見ました。