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歴史系の漫画は大好物です。おすすめ歴史漫画と言っても、どれもこれも面白くて選ぶのが難しいですね。今回はその中でも選りすぐりの歴史漫画をご紹介したいと思います。
日本が舞台の歴史漫画 おすすめ
まずは日本の歴史がモチーフになっている漫画をご紹介します。
火の鳥 著:手塚治虫
これを読まずして日本の漫画は語れないという作品。手塚治が「ライフワーク」として他の漫画を描きながらも、コツコツと作り上げた作品です。絵柄は手塚治を見慣れていない方には正直古い絵に見えるかもしれません。
一度読めばその奥深さ、哲学性、思想にノックアウトされるでしょう。「え?難しいの?」と思われるかもしれませんが、全く堅苦しくありません。生命や宇宙、人間の業をテーマに壮大な物語が描かれています。漫画好きなら必読の書です!
バジリスク 〜甲賀忍法帖〜 著:山田風太郎、せがわまさき
甲賀と伊賀。忍者達をテーマにした悲しい運命のお話です。全5巻なのに濃厚にして濃密。その割にサクッ!と読めます。この漫画、アニメにもなっているのですが、オープニング曲「甲賀忍法帖」は聞くだけで涙が出てきます。
主人公達は、悲しい定めを打ち破る事ができるのか?とてもおすすめできる漫画です。
Y十M 〜柳生忍法帖〜 著:山田風太郎、せがわまさき
バジリスクに続いて山田風太郎、せがわまさきのタッグが贈る傑作漫画です。
女達の仇討ちを手助けする先生が主人公。ストーリーは「勧善懲悪物」という単純明快なお話なのですが、山田先生、せがわ先生のタッグにかかればこんなにも面白くなるんですね。
ちなみに、Y十M は主人公 柳生十兵衛三厳の柳生(Y) 十兵衛(十) 三厳(M)から来ています。三厳はみつよしと読みます!
バジリスクを読んでハマってしまったならこちらも必ず満足できる作品だと思います。
JIN-仁- 著:村上もとか
ドラマ「仁」でおなじみの漫画です。現代医学の知識を持った医者が幕末にタイムスリップするというお話。
どうやって幕末の世で生きていくのか?あまりに面白すぎて一気に読んでしまう事間違いなしの作品です。
ドラマ版にどっぷりはまってしまった知人に全巻貸したのですが、彼女が言うには「ドラマ版よりも100倍面白い」だそうです。ドラマってそんなに原作と違ったっけか…
あずみ 著:小山 ゆう
江戸幕府初期のまだ徳川政権が不安定だった時代のお話です。主人公あずみは女剣客。徳川幕府に歯向かう敵を切り伏せていくお話。あずみはまだ若い女性。戦いの中で苦悩します。自分は正しいのか?しかしあずみには剣の道しか残されていません。
映画にもなったあずみですが、映画版はちょっとアレな感じでした。上戸彩さんはかわいかったんですが…しかし!原作の「あずみ」はめちゃくちゃ面白いですよ!結構長い物語なので、休日にドバー!っと一気に読むと良いかもしれませんね。
ドリフターズ 著:平野 耕太
近年まれに見る大傑作の予感漂う漫画です。ドリフターズとはドリフトする者。つまり漂流者という意味です。間違ってもお笑いの「ドリフターズ」を追うドキュメンタリー漫画ではありません。あ 車とも関係ないですからね。
まだ完結していないのですが、新刊が待望されている漫画の中でもトップクラスの人気を誇っています。ああ 僕も早く続きが読みたい!!でもねぇ なかなか新刊が出ないんですよねぇ。もどかしい。
へうげもの 著:山田 芳裕
へうげもの公式の紹介文がとてもわかりやすいです。
これは『出世』と『物』、2つの【欲】の間で日々葛藤と悶絶を繰り返す戦国武将【古田織部】の物語である
テーマがなかなか面白いんです。普通の歴史漫画なら人物の出世だったり、国取りだったりするのですが、へうげものは戦国の世に花開いた文化にスポットライトをあて「茶器」や「美術品」が数多く登場します。その表現がなんとも面白いんですよね。
一通り歴史漫画を読んでしまって「次何にしようかなぁ」と困っているなら、へうげものをおすすめします。上質な大人の漫画として成立しています。
中国が舞台の歴史漫画 おすすめ
蒼天航路 著:王 欣太
三国志の主人公!と言うと誰を思い浮かべますか?日本人の多くは蜀の劉備を思い出すそうです。しかし、この物語は違います。
魏の曹操をテーマにその生涯を圧倒的なスケールで書き上げています。なんといっても絵柄の表現力がめちゃくちゃ独特です。
三国志を作者独自の解釈でアレンジしています。キャッチコピーの「ネオ三国志」は伊達じゃありません。
キングダム 著:原泰久
三国志よりも前の時代、春秋戦国時代の英雄達を描いた作品。これまたスケールがでかい!秦国が初めて中華を統一するまでが描かれます。(予定では)
まだ完結していないので道半ばですがめちゃくちゃ盛り上がっています。
熱い戦闘、知恵を巡らせた策略、人物の描写。どれを取っても現在最高峰の歴史漫画です。既に30巻以上出ている漫画なのですが、とても読みやすく一気に読めると思います。今一番おすすめな漫画は?と聞かれたら、まずこの漫画をおすすめしています。
三国志 著:横山光輝
一言。レジェンド漫画です。これを読まずして何を語るのか。日本の三国志ブームの原点がここにあります。
ヨーロッパが舞台の歴史漫画 おすすめ
ヒストリエ 著:岩明 均
寄生獣でおなじみの岩明 均先生が執筆しています。舞台は紀元前のギリシャ。アレクサンダー大王の書記官である、エウメネスの生涯を描きます。(描く予定です・・・)
やっぱり面白い岩明先生の漫画。なんて言うか、天才の書いた漫画をこんなに安い値段で見れるって日本は本当に良い国ですよ。難点を言うとしたら「新刊出るのがめちゃくちゃ遅い」という部分です。
本当に終わるのか不安ですが、内容は自信を持っておすすめできます!
ヴィンランド・サガ 著:幸村 誠
北欧で暴れまわっていたヴァイキングのお話。
これね、伝説的な漫画になります。もうなってるか!?「そんなもん知っとるわ!」という声が聞こえてきますが、この作品は絶対に紹介したかったんです。
まだ読んでいない方は読んでみて下さい。1巻見たらもう止まりませんよ。
チェーザレ 破壊の創造者 著:惣領 冬実
女性ファンが多いと言う印象のチェーザレ。中世イタリアに生きた貴族のお話です。日本ではあまりなじみのない人物ですが、レオナルド・ダ・ヴィンチが惹かれ、マキャヴェリが理想とした伝説の英雄です。
この作品は日本では訳されていない伝記を翻訳しながら伝説の英雄チェーザレ・ボルジアの歴史を詳細に描いています。資料を集め、翻訳し、それを漫画にしていますのでめちゃくちゃ時間がかかっています。
お願いです。何年かかってもいいので、続きを読ませて下さい!!!
おわりに
歴史漫画って面白いですよねぇ。一騎当千の英雄達が暴れまわる爽快感。張り巡らされた謀略。緻密に練られた策略が一気に相手の軍勢を飲み込む瞬間。たまらないです!!
今回紹介した漫画は全て自信を持って「おもしろい!!」と思える漫画をご紹介しています。まだ見ていない漫画があったら是非、読んでみて下さい。
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他にも、おすすめしたい漫画を少しずつまとめています。よろしければご覧ください。