自分って口くさいかも?と思っても自分では分からないですよね。他人から指摘されずらいですし、口臭を他人に言われたら言われたで相当深く傷つきます。
今回は、口から危険なスメルを発してるかどうかのチェック、口臭が判明したら対策できるように「口臭自己チェック」と「口臭対策」の二本立てでご紹介していこうと思います。
口臭の原因については簡単に分かる!口臭の原因と対処法にまとめています。
自分の口臭を知る方法
マスクをすると自分の口臭が分かりやすい
市販されているマスクをつけ、口呼吸で過ごしてみて下さい。30分ぐらい経った後にマスクの中で息をした後、おもむろにかぐと・・・猛烈な臭いがした人はアウトです。ただ、誰しもそこそこイカした臭いがすると思いますので注意が必要です。
家族に判断してもらう
恥を忍んで家族に口臭チェックを頼んで見ましょう。というよりは、あなたが口から毒ブレスを吐いているかどうか家族は既に知っています。思い切って「かあさん・・・俺の(私の)息って臭い?」と聞いてみるのが手っ取り早いかもしれません。
一番信頼している友人に聞いてもいいです。最初は傷つくかもしれませんが、口臭は対策が可能です。息クサが直ればそれでいいじゃありませんか。
ブレスチェッカーを使おう
絶対に人に聞きたくない!と言う方は多いと思います。そういう時はブレスチェッカーがおすすめです。TANITAから「ブレスチェッカー」が発売されているので是非ゲットして下さい。息を吹きかけるだけで口臭レベルが5段階で表示される優れものです。アマゾンで2000円ぐらいで売っています。
口臭対策をしよう!
あなたの息が臭いことは分かりました。でも大丈夫です。これから行う口臭対策を全て(あるいは半分でも)実行すれば、あなたの息は驚くほど澄んだ香りになるはずです。順番にご説明します。
歯磨き習慣を見直す
あなたの口が香る理由の大半は歯磨き習慣の不味さからきています。そんな事無い!という気持ちは分かります。しかし一度見直す事をおすすめします。
一日最低2回は磨きたいところです。朝、昼、晩と磨ければ一番いいのですが、昼は仕事だったり学校だったりして磨けない事が多いかもしれません。最低朝と晩2回はしっかり磨きましょう。特に夜の歯磨きは丁寧に時間をかけて磨くことがポイントです。口臭の元である細菌は夜寝ている間に一番増えるので、夜の歯磨きが特に重要なのです。
最低5分は磨きましょう。5分て結構長いですよ。ゴシゴシ磨くのではなく力を抜いて細かく歯ブラシを動かします。丁寧にブラッシングして下さい。上手なブラッシング方法は歯科医院で教えてくれます。近所で一番評判の良い歯医者さんでブラッシング指導を受けてください。驚くほど丁寧に教えてくれますよ。
洗口液を使おう
既にリステリンやガムを使っている方もいるかとは思います。私のおすすめはウェルテックのコンクールFという商品です。
バイオフィルムという言葉は聞いた事ありますか?簡単に説明すると、細菌が繁殖し、集まった細菌が口の中でバリアを張っています。それがバイオフィルムです。歯のぬるぬるの正体です。
このバイオフィルムは臭いの原因です。残念なことに歯磨きではこのバイオフィルムの層を突破する事が難しいのです。歯磨きした後、まだ歯がぬるぬるしていることはありませんか?ぜんっぜん歯磨きが終わっていない証拠です。
そこでコンクールFの登場です。この洗口液はバイオフィルムを突破します。他にもリステリンなどはバイオフィルムを破壊すると言われています。歯磨きの前にこれらのバイオフィルムをできるだけ除去してから歯磨きを始めるようにしましょう。
舌ブラシで舌苔退治
鏡の前でベロをンベッ!と出してみて下さい。・・・なかなか かわいい顔ですよ…。
殴られる前に話を進めます。出したベロが白くなっていませんか?舌苔です。これも口臭の原因です。舌ブラシで除去しましょう。この時、親の敵のようにこそぎ落とそうとしないで下さい。舌が傷つきます。
やさしく丁寧に舌苔を落としては舌ブラシを洗う、というのを何度か繰り返して下さい。舌ブラシに汚れがつかなくなってきたら終了です。
あまりベロの奥の方に舌ブラシをあててしまうと、「ヴォエッ」となってしまうので注意して下さいね。
デンタルフロスで歯垢除去
細い糸のような物です。歯と歯の間に糸を入れてギコギコします。そうすると歯磨きでは取れない歯垢が結構取れるんです。この歯垢は放って置くと口臭の原因となるばかりか虫歯になりやすくなります。ブラッシング+フロスのダブル使いで歯垢を徹底的に除去しましょう。
最終兵器を授けます!
どうしても歯ブラシだけでは口の中をすみずみまでケアする事は難しいです。これはフロスを使っていても同じです。人にやってもらわない限り全部の歯の隙間をケアする事は難しいのです。本人は磨いているようで磨かれていません。
そんなあなたに最終兵器をご紹介します。パナソニックから発売されているジェットウォッシャードルツです。このドルツは水流の力で歯ブラシの届かない隙間の歯垢を吹き飛ばしてしまおうという商品です。
初めてジェットウォッシャードルツを使った時は、あまりに汚れが取れすぎて口から謎の液が出るとか出ないとか・・・そんな噂(レビュー)があるぐらい良く汚れが取れる商品です。
一時は品薄で2ヶ月ぐらい待ちますよなんて言われていました。アマゾンで1万円ぐらいで買えます。なかなかの出費ですが、口の臭さが取れるなら・・・と奮発してみて損は無いと思います。
飲んで口臭を治す 真の秘密兵器
ジェットウォッシャーがメカの秘密兵器なら、今度は体の中から口臭を減らしていくアイテムをご紹介します。
エーザイ サクロフィール錠
チョコラBBで有名なエーザイから「のんで口臭を消す サクロフィール」が発売されています。なんか名前からして口臭に悩んでいる人にドンピシャって感じですよね。サクロフィールを飲むと胃の中にある臭いにくっついて消臭します。服用してから15分ぐらいで効いてきますので、臭いが気になる物を食べたときに飲むといいですね。2~3時間は効果が持続するようです。
ライオン 乳酸菌 歯科用オーラル ヘルスタブレット
LIONから発売されている乳酸菌タブレットです。Amazonでものすごく高評価な商品です。乳酸菌[TI2711]を3億個配合していて、口内の歯周病菌の活動を抑えることで口臭を予防します。乳酸菌なので体に害があるという事も無く、安心して利用できます。
歯周病を治そう
どれだけお口のケアをしたところで、歯槽膿漏だとか、虫歯を放置していては口臭は無くなりません。歯医者さんに行って治しましょう。虫歯なんて無いよ?という方でも、歯のチェックをしに歯医者さんに行くことをおすすめします。自分では気づかない虫歯があったりします。
他にも歯医者さんでは歯のクリーニングをしてくれます。いわゆる歯石取りです。歯石も口臭の原因ですので、取ってもらいましょう。
痛みが無いのに歯医者さんなんて行けないよ!なんて思わないで下さいね。歯周病検診や歯の磨き方指導も歯医者さんの重要なお仕事です。快く、徹底的にチェックしてくれますので安心して行って下さい。
それでも口臭が取れない場合があります。それは胃が原因の場合に多いです。これは歯医者さんでは専門外なので、一度病院で見てもらった方がいいかもしれません。脅かすようで申し訳ないのですが、念には念を入れましょう。
その場を誤魔化すアイテムを持ち歩こう
少し話は変わりますが、一時的に口臭が発生してしまうシチュエーションてありますよね。昼にニンニクを食べてしまったとか、そんな時です。
そういう時は
- ガムをかむ
- Ora2マウススプレーを使う(コンビニに売っています)
- ブレスケアを飲む
- 最後にマスクで蓋をする
これだけすれば口臭がばれずに済むと思います。マスクは季節限定アイテムですが、口臭隠しには絶大な効果を発揮します。お試し下さい。
最後に
最後に謝罪をしたいと思います。口が臭いとか毒ブレスとか言って申し訳ありません。実は私も毒ブレス所持者でした。運良くか運悪くかは分かりませんが、結構ズバズバ言う家族でしたので「あんた口くっさいね」と言われたのが最初です。
それから研究を重ねました。どうやったら口が臭くなくなるか。歯医者さんも腕が良いと聞けば言って話を聞きました。
私の場合はバイオフィルムをちゃんと取っていなかった事。歯磨き時間が短かった事。歯の隙間にかなりの歯垢が溜まっていたことが原因でした。
最終的に歯医者さんで歯垢を取ってもらい、ちゃんとケアを続けることで口が臭いと言われることは無くなりました。今でも3ヶ月にいっぺんは歯医者さんでクリーニングしてもらっています。
口臭は悲しいです。話しているときに距離を取られたり、咳払いされたり、しかめっ面されたり。口臭が判明してから、そういう態度を取られる度に「あれ?今臭かったかな?」と気に病んでしまいます。
全ての口臭が気になる方へ、誰かから指摘されて必死に調べて回っている方へ。口臭が少しでも軽減される事を祈って記事を終わりたいと思います。