梅干しの効能・効果に驚く!知らないと損する日本の伝統食材「うめぼし」

 梅干しは、平安時代から伝わる日本の伝統食材の一つです。見たり考えたりするだけでつばが口の中にあふれてきます。そんな梅干しには物凄い効能・効果が秘められていることはご存じでしょうか?疲労回復だったり肝機能を強化したり抗酸化作用などもあります。

 今回は、梅干しに秘められた、たくさんの効能をお伝えしたいと思います。

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絶大なる梅干しの効能とは


梅干しの効能をザッと書き出してみると、その多さに驚きます。今回全ては伝えきれないかもしれませんが、書けるだけ書き出してみたいと思います。

梅干しには

  • 鉄・カルシウムなどミネラル分が豊富に入っている
  • 疲労回復効果がある
  • 肝機能強化に役立つ!
  • 食欲増進効果がある
  • 酸性の体を中和してアルカリ性に変える
  • 強い抗菌防腐効果がある
  • 若返り効果がある!?
  • 血糖値を正常にする働きがある

 数え上げると多くなりすぎますね。パッと見ただけでは頭に入ってこないので一つ一つ見ていきましょう。

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カルシウム、鉄不足の人は梅干しを食べよう

 現代人は年々カルシウム、鉄の摂取量が落ちています。カルシウムは骨の原料として使われるだけでなく不足すると情緒不安定になったりする重要なミネラルです。

 鉄は全身に酸素を運ぶのに必要なミネラルです。鉄が不足すると酸素の供給が滞り、めまいや息切れが起こります。

 梅干しは鉄分とカルシウムを豊富に含んでいるため、特に鉄分不足になりやすい女性におすすめですね。

 運動をすると鉄分を通常よりも多く消費するため、運動が好きな方にもおすすめの食材です。

梅干し食べて通風予防!

 梅干しにはクエン酸が多く入っています。これが痛風の予防にどう役立つのでしょうか?

 痛風は簡単にいうと尿酸という物質が体の中から排出されなくなり、そのまま固まってしまう病気です。

 クエン酸は、おしっこに「尿酸」を溶かす力を高めてくれます。尿酸値が下がれば痛風になる可能性がガクーンと下がるので、クエン酸をたくさん含んでいる梅干しは通風予防に最適なんですね。

肉や米が好きな人は梅干しを食べるべし

 肉や魚、米などの「酸性食品」が大好きな人に朗報です。

 酸性食品を多く食べると体が酸性になります。体が酸性になると先ほどの「痛風」になったり、「尿路結石」や様々な生活習慣病にかかりやすくなります。

 そんな酸性の体をアルカリ性へと引き戻してくれる食品が梅干しです。

 梅干しに含まれるクエン酸が、体を正常な「弱アルカリ性」へと戻す作用が働きます。

 梅干しは生活習慣病の予防としても最適なんですね。

お酒を飲む人は梅干しを食べよう


 梅干しには「ピルビン酸」という成分が含まれています。このピルビン酸には肝機能を強化する効果があります。

 お酒を飲む前や後に梅干しを食べると肝機能がパワーアップし、二日酔いになりにくくなります。お酒好きにはたまならない効果です。
 

ムメフラールって知ってますか? ムメフラールとは!

 梅を使った食品(梅肉エキスなど)には「ムメフラール」という成分が含まれています。

 ムメフラールは、梅に含まれている「クエン酸」と「糖分」が熱を加えることにより作られる成分です。

 ムメフラールは、まだ発見されて間もない成分なので謎が多いんですが、血流改善効果が期待できるそうです。血がサラサラになると血管内の老廃物を流してくれたり、血液中のコレステロール蓄積を予防したりと嬉しい効果ばかりです。

 ムメフラールは生梅や梅干には含まれていない成分ですので、注意が必要ですね。

お弁当に梅干しを入れる理由

 白米の真ん中に梅干しをドーン!と乗っけたお弁当を「日の丸弁当」と言いますが、昔は必ずと言っていいほどお弁当のご飯には梅干しが乗っていました。

 今でもお弁当屋さんで買うお弁当なんかには梅干しが乗っていることが多いですよね。

 なぜお弁当に梅干しを入れるのでしょうか?

 答えは、梅干しには抗菌・防腐作用があるからです!昼まで常温にさらされるお弁当は腐りやすい状態です。ここに梅干しを入れておくことで塩分やクエン酸の力により腐りづらくするんですね。

 ただし、最近の「はちみつ梅干し」のような調味梅干しは塩分を低く抑えて作られていますので抗菌・防腐効果はかなり薄れているそうです。過信は禁物ですね。

コラム:梅干しと調味梅干しの違いって何?


 調味梅干しの話がでたので、パッケージに書いてある「調味梅干し」と「梅干し」の違いについてお話したいと思います。

 ほとんどの梅干しはパッケージに入って売っています。その原材料欄を見てみると名称のところに梅干しとか調味梅干しと書かれているのはご存知ですか?

 同じなようで結構違いがあるんです。

 まず、調味梅干しは塩漬けしてから天日で干し、塩を抜きます。かつお節の味を加えてかつお梅干しにしたり、はちみつを入れてはちみつ梅干しにしてあります。

 最近の減塩指向と少し甘いほうが人気が高いため、「調味梅干し」のほうが現在では多く売られていますね。

 では、梅干しと表記されているのはどういう意味でしょうか。

 梅干しとだけ書かれているのは昔ながらの作り方で作られた伝統的な梅干しです。塩抜きしていないため塩分濃度が高く冷蔵庫に入れなくても腐りにくく保存食としても最適です。

 水やお湯で塩抜きしていないため、しょっぱい!と思うほど塩分が多く、栄養成分も多く含まれているのが特徴です。

梅リグナンて聞いたことありますか?

 梅干しには抗酸化作用がある梅リグナンという物質が含まれています。

 梅リグナンとは、植物ポリフェノールの一種で抗酸化効果があります。

 抗酸化ってかなり魅力的なワードですよね。体の酸化を防ぎ老化予防として期待できるということです。

 この梅リグナンは「調味梅干し」に多く入っていることが分かっています。栄養素は昔ながらの梅干しに多く、梅リグナンは調味梅干しに多い・・・。

 うーん どちらも食べたほうがよさそうですね。

脂肪燃焼効果もある! バニリンの効果

 梅干しにはまだ効能があります。それは、梅干しに含まれるバニリンという成分です。

 バニリンは脂肪燃焼効果があり、ダイエットしている方には最適な成分ですね!

梅干しの効能まとめ

  • 鉄・カルシウムなどミネラル分が豊富
  • クエン酸による疲労回復効果
  • ピルビン酸で肝機能強化!
  • 食欲増進効果がある
  • 酸性の体を中和してアルカリ性に変える
  • 強い抗菌防腐効果がある
  • 梅リグナンで老化防止!
  • 血糖値を正常にする働きがある

 まとめてみると、梅干しは万能薬なのではないかと思えるほどに効能が多いですね。
 やっぱり塩分が気になりますので気を付けながら上手に食卓で取り入れたい食材です。

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