しまった!猫がおもちゃを食べてしまったり、変な物をゴックンしてしまった時、あなたは対処できますか?異物の大きさによっては腸をふさいで腸閉塞になったりします。猫が中毒を起こす物を食べた時は、すぐに吐き出させなければいけません。
猫の誤飲はとっても多いケースです。あ!と思った時にはもう飲み込んでいたりしますよね。今回は、私がミスをして猫に誤飲させてしまった時、獣医師さんに教わった「飼い主ができる正しい行動」をご紹介したいと思います。
2種類の誤飲パターン
おもちゃを飲み込んだ!
おもちゃは猫が消化できないパターンが多いです。プラスチックだったり、糸だったり、布だったり様々です。おもちゃの怖い所は、消化できないのでお腹の中に留まってしまう点です。
運がよければ、うんちとして出てくる場合もあるでしょう。しかし、お腹の中でからまってしまう時があります。腸を塞ぐと「腸閉塞」と言ってかなり重い症状が出ます。最悪のケースも考えられます。
食べてはいけない物を飲み込んだ!
猫は中毒を引き起こす食べ物が多いんです。
参考記事:
https://pando.club/post-2166
簡単に言うと、ネギ、タバコ、チョコレート、人間の薬なんかが、とっても危険です。もし食べてしまったら重い中毒症状を引き起こしてしまいます。
猫が誤飲した時の正しい行動
異物を飲み込んだ時は1時間以内に吐かせなければいけません。おもちゃなら胃を通過してしまう危険がありますし、中毒を起こす食べ物の場合は消化が始まってしまうからです。
しかし、普通の人はたぶん吐かせる事なんてできません。なので、獣医さんにお願いする事になるのですが、その際に飼い主ができる事をご紹介します。
- 何を飲み込んだか(おもちゃか?食べ物か?)
- 何時何分に飲み込んだのか
- ペット病院に行く前に連絡をする
- 同じおもちゃ、食べ物があれば持って行く
何を飲み込んだのか
一番重要なのが、何を飲み込んだかです。形や色、大きさ、数を大まかにでもいいので覚えておきましょう。最悪おもちゃなのか、食べ物なのかだけでもいいので覚えておくと獣医さんの助けになります。
いつ飲み込んだのか
先ほど飲んでから1時間以内で勝負だと書きました。中毒物質なら1時間もすれば吸収が始まってしまいます。一度吸収された物は吐かせても取り出せません。おもちゃを飲み込んだ時には1時間もすれば腸へ行ってしまう場合があります。
何時何分に飲み込んだのかをしっかりと覚えておきましょう。飼い主さんがパニックになって「あれ・・・2時間ぐらい前だっけ?」となってしまうと獣医さんも判断が難しくなってしまいます。
病院に行く前は必ず電話を
まず行ったけど「やっていない」パターンが最悪です。休診日だったり、休憩時間だったりと病院によって診療時間は様々です。
もしやっていたとしても、先に急患が来ていたり手術の予約が入っていたりと、先生は忙しい場合が多いです。
行く前に必ず電話をして、緊急性を伝えて下さい。すぐ診れませんという場合は諦めて他をあたるのも大事です。
同じ物を持っていく
飲み込んだものと同じオモチャや食べ物があれば、一緒に持って行って下さい。吐かせた物の中に異物がちゃんと入っているかどうかは一目では分かりづらいです。
ものすごいカラフルなオモチャなら一発で分かるのですが、暗い色のオモチャだったり、チョコレートだったりすると、もう全然分かりません。
同じ物があれば「あ・・・これかな?」と探しやすくなります。
おわりに
猫が誤飲してしまった!異物を飲み込んでしまった!となった時は、吐かせるしか手段がありません。上手に吐かせるのは獣医さんしかできません。(たまに自分でやるよっていう方がいますが、私は怖くてできません)
そんな時は
- 飲み込んだものをできるだけ正確に覚える
- いつ飲み込んだかを正確に覚える
最低でもこの二つは覚えておくといいですね。
うちの猫は結構何でも興味津々ですぐに飲み込んでしまうちょっと困った猫です。飼い主の私がきっちり片付けておかないのが100%悪いのですが、ゴクンした時は本当に焦りました。
今回ご紹介した事は、いつも行っている獣医さんに教わった事を元に記事にしていますので、全く見当違いの事は書いていないつもりです。よろしければご参考になさって下さい。