子猫を引き取る一番いい時期は?⇒答えは・・・

子猫

 いよいよあなたの家に子猫がやって来ます。ブリーダーさんやペットショップ、里親さんとのお話も終わり、準備万端、もう待ちきれない!!となっている方、少しだけ冷静になりましょう。

 その子猫は生まれてから何ヶ月ですか?あまり変な時期に引き取ってしまうと、将来社会性の無い猫になる可能性があります。今回は、子猫 引き取りのベストな時期はいつがいいのか?をご紹介したいと思います。

子猫を引き取るベストタイミングとは

生後2週目まで

 猫は生まれて二週間ぐらいは母猫といつも一緒です。母猫はトイレやご飯の時以外は子猫にべったりと寄り添います。この時期に親と引き離すのはNGです。できるだけ母猫に任せて、子猫が大きくなるのを待ちましょう。

生後3週~4週(一ヶ月目ぐらい)

 「生まれて一ヶ月も経てばOKでしょう!?早く子猫が欲しいんです!」
 いいえ、まだまだです。やっと離乳の時期です。この頃から兄弟猫とじゃれあうようになります。ここでどのぐらい噛んだら痛いのかとか、じゃれ合いの中から社会性を身に付けていくんです。

 ここで引き離してしまうと、社会性を学べなかった子猫が情緒不安定な子に育ってしまう場合があるそうです。お母さんや兄弟達に任せて、じっくりと待ちましょう。

生後5週~8週(二ヶ月目ぐらい)

 この時期になると、お母さんや兄弟達と共に学び、社会性が備わってきます。少しだけ大人になるんですね。この8週目以降が一つの目安です。お家にお迎えするとしたら最低、生まれてから2ヶ月は見た方がいいですね。

 生後1ヶ月から2ヶ月目ぐらいを「猫の社会化期」と言います。この時期に母親や兄弟猫達と猫の社会性を学ばずに大きくなった猫は、例えば新しく猫を増やした時に、なかなか受け入れてくれない子になる場合があります。

 更に、社会化期に人間とばかり過ごしていた猫は極端に「ビビリ」になったり、攻撃的になったりするそうです。子猫の性格を作る、すごく重要な時期なんですね。

生後3ヶ月目以降

 実は私は3ヶ月目ぐらいが、お迎えに丁度いいと考えています。理由は2つ

  • 猫の社会性を学び終わる丁度いい時期だから
  • ワクチン接種の2回目が終わる時期だから

 ワクチンは生後2ヶ月ぐらいに初回を打ちます。そして3週後に2回目、更に3週後に3回目を打ちます。3回ワクチンを打つのが、子猫のワクチンプログラムなんですが、2回目を打ち終わったすぐ後ぐらいが引渡しの時期に丁度いいタイミングなんですね。

 1回、2回目まではブリーダーさんやペットショップが打ち、3回目は家族さんが打ってね。というのが理想の形だと思います。

生後6ヶ月を過ぎると

 生まれてから6ヶ月以上、猫社会で育ってしまった子猫は人間になじむのにすご~く時間がかかると言われています。その為、一緒に生きてくのなら遅くとも5ヶ月目ぐらいまでにお迎えすると良いでしょう。

 良くペットショップで大きくなってしまった子が売れ残っていたりしますよね。これは大きくなることによって「この子は慣れないかもしれない」と人間の側もなんとなく知っているんです。とっても残念な話ですが、現実に起こっている問題でもあります。

子猫のお迎え時期まとめ

 子猫をお迎えするのに適した時期は「生後2ヶ月~3ヶ月目」が良いと思います。よく、生まれてすぐの方が人間に良く懐くから、早く下さい!と言う方がいるそうです。これは間違いです。(ブリーダーさんに実際に聞いた話です。)

 猫が社会性を身に付けないまま人間のところへ行くと、お互いに不幸になります。甘噛みを知らずに、全力で噛んでしまう猫の話を聞きました。

 私個人としては、できれば最低2ヶ月は待って、親と兄弟達の元でのびのびと遊ばせてやった方がいいんじゃないかと思います。あなたが素敵な猫を1日でも早くお迎えしたい気持ちはよ~~~く分かります。でも、子猫の為を思って、歯を食いしばってでも2ヶ月間ぐらいは、あたたかく見守ってあげましょう。

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