睡眠

人は眠らないとどうなるのか⇒不眠ギネス記録の高校生が大変なことに

眠っている猫
Written by パンド
Pocket

平均的な人間であれば、1日のうち6~8時間は睡眠が必要です。これは人生全ての1/3にあたります。日本人の平均睡眠時間の7時間50分で計算すると、年間大体119日も眠っているのです。80歳まで生きるとして、驚くべき事に26年ぐらい眠っている計算になります。なんだかとても勿体無いと言うか、無駄に思えますよね。何故人間は眠らなければいけないのでしょうか?眠らないとどうなってしまうのでしょうか。

スポンサーリンク

眠らないとどうなるか

人間は眠らないと生きていけないのでしょうか?寝ない事で人間に何か不都合なことが起こるのでしょうか。

ラットの断眠実験

ラットを眠らせないという実験の結果があります。ラットを不眠状態にすると、2週間で毛が抜け落ち、皮膚には潰瘍ができました。体温が下がり、体重が減り3~4週後には免疫機能が低下して感染症で死亡しました。

眠らないという事で免疫機能がズタズタになってしまうという例です。では人間の場合はどうでしょうか。不眠時間でギネス記録に認定されている高校生のお話です。

幻覚、ふるえ、言語障害

1964年の冬、17歳のランディー・ガードナーさんは冬休みの自由研究で不眠記録の実験を行おうと思いつきました。その実験にはスタンフォード大学の睡眠研究者ウィリアム博士が立ちあう事に。結局彼は264時間(11日)もの不眠に耐え、ギネス記録を打ち立てました。しかし博士の記録によるとガードナーさんは明らかに変調をきたしており、随分と危険な状態に見えたそうです。

博士の詳細な観察によると、ガードナーさんは不眠2日目に目の焦点が合わなくなり、視力や立体感覚が低下しました。5日目にはイライラしたり落ち込んだりと感情のコントロールが難しくなり、思考力や記憶力、集中力等の脳に関する機能の低下が目立ったそうです。

更には幻覚症状が現れ、9日目にもなるとまとまった話ができなくなり、指はふるえ、無表情になり、眼球が左右バラバラに動く事態に至ったと記されています。11日の記録を樹立した後、特に後遺症を残すことなく普段の生活に復帰した彼ですが、明らかに人体に危険なこの記録を最後にギネス記録に「不眠」の記録は乗らなくなりました。

ギネス記録から消えた「不眠」の記録

ガードナーさんの後、264時間の記録を塗り替えようとイギリスのトニー・ライトさんが挑戦します。彼は記録を2時間塗り替え266時間の不眠記録を打ち立てますが、この記録はギネスに載りません。何故なら、現在ギネスはあまりに体に害を及ぼすこの記録は危険であり、ギネスブックからこの記録を削除しているからです。

眠りも人生の一部

ほぼ全ての人間は眠らないとガードナーさんのような状態になると考えられます。つまりヒトとしての生活が成り立たないという事です。冒頭で80歳生きるなら26年は眠っているようなものだ、なんてもったいない!と書きましたが、考えを改めないといけませんね。80年のうち54年もほぼメンテナンスフリーで稼働できる人間ってなんてよくできているんだ!と。

Pocket

スポンサーリンク
スポンサーリンク

2 Comments