今さら聞けない!?レム睡眠とノンレム睡眠とは何だろう

レム-ノンレムの波

睡眠の事を知りたいと思うと必ずと言っていいほどレム睡眠とかノンレム睡眠とかいう言葉が出てきますよね。パッと聞いただけでは何だか想像もできませんよね。一体何なんでしょうか。簡単にまとめてみたいと思います。

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レム、ノンレムとは眠りの段階

眠りの浅いステージ

レム睡眠のレムはRapid Eyes Movementの頭文字「R E M」を取ってREM Sleepつまりレム睡眠と名づけられました。Rapid(早い)Eyes(眼球の)Movement(動き)です。人は眠っている時、眼球がキョロキョロと動くことがあります。

ほとんど誰にでも現れるので、見たい方は眠り始めた方のマブタをよ~く見ていると、眼球がきょろきょろと動いているのが見られるはずです。よく見たいからと言ってマブタをこじ開けてはいけませんよ。絶対に。

この時、体は休んでいますが脳は起きたままです。意識レベルは下がっていて一応「寝て」いますが、脳が覚醒したままでは全然脳の疲れが取れませんよね。ではヒトは一体いつ頭の休息を図っているのでしょうか。

ノンレム睡眠は深い眠り

答えはもう一つの眠りであるノンレム睡眠にあります。ノンレム睡眠とはNON(NOT)-REM-Sleepの事で要は「レム睡眠じゃないよ!」という意味です。

眼球がキョロキョロする事も無く、一般的には「深い眠り」と言われていて、1から4までの段階(ステージ)があります。ステージ4が一番深い眠りとされていて、人間はステージ3から4の眠りに入った時に初めて脳を休めて完全に休息モードに入るわけです。

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バランス良く眠ろう

レム睡眠とノンレム睡眠は交互に訪れます。浅い眠りから深い眠りへ、深い眠りから浅い眠りへ。一晩の眠りでもこの周期を何度か繰り返し人間は脳と体を休めています。

あれ?と思いませんか?人間はノンレム睡眠(深い睡眠)で初めて完全に休息すると書きました。なのに何でわざわざ体は浅い眠りであるレム睡眠へ向かわなくてはいけないのでしょうか。起きる直前まで深い眠りのまま脳を休ませていたほうが効率的に休まるはずです。どうして浅い眠りを繰り返さなければいけないのでしょうか。

レム睡眠(浅い眠り)の時、脳はまだおきていると書きました。しかし実際私たちは目をつむっているし、睡眠中に何か考え事をしたりできるわけではありません。では何故レム睡眠なんかする必要があるのでしょうか。

答えは「記憶の定着」にあります。まだ完全に解明されてはいませんが、レム睡眠中に人間の脳は今日の出来事や覚えた事、古くなった記憶、必要のない記憶等を一生懸命整理していると言われています。(なので頭がおきている状態なのですね)

深い眠りだけに時間を使ってしまうと、今度は脳は休まるけれども中身はごちゃごちゃのまま!という事になります。なので、人間はレム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)を交互に繰り返し、頭を整理しては休んでという流れの中で脳をキチンとした状態に保っているわけですね。

まだ完全に解明されていない睡眠のメカニズム

と、偉そうに言いつつもまだ100%そうだと決めつけられるほど眠りのメカニズムは解明されていません。夢についてもそうですし、ショートスリーパー遺伝子についてもまだまだ分からない事が多いです。いつの日か全てが解明された時には、1日1時間睡眠でOK!なんていう夢のマシンが発明されるかもしれませんね。

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