政治家がよく使う是々非々ってどんな意味?

是是非非女
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是々非々の意味とは

 中国の思想家 荀子(じゅんし)の言葉です。

 是を是とし、非を非とする事を智とし、是を非とし、非を是とする事を愚と言う。

 良い事は良い、悪い事は悪いと言う姿勢が「智」である。駄目だと思ってるのに良いですねと言ったり、良いと思ってるのに悪いと言ったりする事は愚か者のする事であると言ったのです。

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政治家の言う是是非非とは

 よく政治家が「是々非々で話し合うつもりだ」と発言します。これは、「良い部分は認めてやってもいいけど、絶対譲れない所は譲らない」という意味です。

 でも、最近の政治家の発言を見てみると是々非々でやると言っていても、是を非と言ったり、非を是と言ったりしています。これは荀子の言う「愚かなこと」にずばり当てはまっています。

是非との違い

 近い言葉に「是非」というものがあります。これは善いことと悪いこと。という意味で、是是非非とは関係ありません。物事のよしあしを議論し判断すること。という意味もあります。物事の是非を問う。なんていう場合に使われますね。

 他にも「是非お願いします!」なんていう、強くお願いする場合にも使います。

 どちらの場合も是々非々とは意味が違いますので、間違えないように!

まとめ

 善いものは善い。悪いものは悪いと言う姿勢は、今の世の中ではとても勇気の要る行為です。下手をしたら会社で立場を悪くしますし、学校でも浮いてしまうかもしれません。

 奥様仲間の間で「私は駄目だと思うから絶対やりません!」なんて言ったら後が怖いですよね。

 荀子は是々非々を智としましたが、今の時代、是を非とし、非を是とする事が世の中を上手く渡っていくコツになっているのかもしれません。世知辛い世の中になったもんです。

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