猫がおしっこしない時 飼い主にできる正しい行動とは

猫

 猫がおしっこしない、おしっこが出ないなんて時は緊急事態です。トイレに頻繁に行く、何かを訴えるようにニャーニャー鳴く、抱っこすると普段鳴かないような声で鳴く、血尿が出ている。

 こんな事が続く時は猫が尿路結石になっている可能性を疑って下さい。とにかくすぐに猫の状態を観察し、今から言う症状が出ている時は迷わずに獣医さんへ行って下さい。

猫の様子がおかしい

おしっこが出ていない

 トイレの砂やシートを変えていて、「はて?なんかおしっこがいつもより全然少ない。」そんな風に思うことが何日も続いたら注意が必要です。

 おしっこが一滴しか出ていないとか、全然出ていないなんて時は超緊急事態です。今すぐに動物病院へ行って下さい。

頻繁にトイレに行く

 「あれ?さっきもトイレ行ったけどまた行くの?」短い時間で3回も4回もトイレに行くような場面を目撃したら要注意。頻尿は尿路結石の症状の一つです。更に頻尿なのにおしっこが全く出ていない時は赤ランプ点灯です。

トイレ以外の場所でおしっこしてしまう

 「あ 珍しい!トイレ以外の場所でおしっこしてる!こんなこと今まで無かったのに・・・」。年齢のせいもありますが、若い猫が頻繁にトイレ以外で粗相してしまう時は注意が必要です。

 尿の状態を良く観察して下さい。色がオレンジや茶に見えたら血尿です。迷わず動物病院へ行って下さい。

血尿が出ている

 猫のおしっこがオレンジや茶に見えたら血尿のサインです。すぐに猫のトイレを確認して下さい。ティッシュなどで猫がおしっこした場所をこすってみて下さい。ティッシュに色がつくので分かりやすくなります。血尿が出た場合、結石が内臓を傷つけている可能性があります。それ以外にも色々な病気のサインなので、獣医さんに一度診てもらうといいでしょう。

おしっこした場所がキラキラしている

 トイレの砂やシートを交換している時に、なんかキラキラしている物が見えたら要注意。それはオシッコと一緒に出た結石の可能性があります。獣医さんに相談すると良いでしょう。その時は、そのキラキラを集めて持っていくと話が早くなります。

 その際に多いのが「何かの食べ物の容器」を洗って、その中に入れてくる人が多いそうです。絶対に辞めてください。食べ物の容器は雑菌が混じりやすく、獣医さんが顕微鏡で見たときに何の菌だか解らないそうです。持ち込みをする場合は、清潔な容器に入れて下さいね。

ぐったりしている

 いつもぐーたらしている猫ですが、「寝ている」時と「ぐったりしている」時は明らかに様子の違いが分かります。猫によるのでなんとも言えないのですが、抱っこすると悲痛な鳴き声で鳴いたり、下腹部あたりを触ると嫌がったりした時は尿路結石かもしれません。

おしっこしないまま2日以上経つと命にかかわる

 猫がおしっこしないまま2日以上経つと尿毒症になり、最悪の場合命を落とすこともあります。そのうち出るさなんて思っているとあっと言う間に猫の状態が悪くなってしまいます。

尿路結石症(尿石症)にならないためには

 尿路結石は猫に多い病気ですが、早めに受診すれば、命の危険は少ないと思います。しかし、飼い主がそれに気づかず何日も何週間も放置してしまうと重症化します。

 最悪おしっこが出なくなり、尿毒症に発展してしまいます。尿路結石にならない為には、日頃のケアがかかせません。日頃のケアをしっかりと行って下さい。注意点をいくつかリストアップしてみましたので、参考になさって下さい。

  • お水をたくさん飲ませる工夫をする
  • 人間の食べ物は絶対に与えない
  • 猫のオヤツと言えどもあまり与えないようにする
  • 毎日適度な運動をさせる
  • トイレをいつも清潔にしておく

参考リンク:


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 一つ一つを面倒くさがらず、しっかりと行うことで尿路結石を予防しましょう。しかし、いくら気をつけていても猫は生き物です。残念ながら100%予防する事はできないんですね。

 普段から猫のおしっこや様子を観察して下さい。猫はあなたしか頼れないのです。おかしいな?と思ったら迷わずに獣医さんに見てもらいましょう。

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